musubi interview : 伊藤 巧

所属:株式会社ROOM810
役職:企画営業
好きな著名人:堀越二郎、立川談志、フィンセント・ファン・ゴッホ
家族構成:最近まで一人暮らしでしたが、7月に入籍しました。現在は妻と二人で暮らしています。

編集部より:
好きな休日の過ごし方や一番リラックスできる時間は?という質問に「一番リラックスできる時間は『1人で』お笑いの動画や落語をみることです」と、1人という部分を強調して答えてくれた伊藤さん。

学生時代にはスケボーやバンドに仲間同士で熱中する他、落語にもハマり、寄席には1人で行くほどの熱中ぶりだったそうです。

最近入籍されたという情報を踏まえて「一番リラックスできる時間は『1人で』お笑いの動画や落語をみること」という答えを聞くと、誰でも一瞬「おや?」と思ってしまいますよね。これ以上は踏み込めませんでした。

とにかく、個人としての伊藤さんの魅力があったからこそ一番最初にmusubiプロジェクトの声が掛かり、チームとしての伊藤さんにも魅力があるからこそ仲間が集まってくる。一人であるときと複数人であるときの魅力を兼ね備えているのは普段の生活で培った力でしょうか。そんな印象をインタビューを通して感じました。

強引にまとめさせて頂きましたが伊藤さんの今後の活躍に期待です(棒読み)。

Q. まずは普段のお仕事について教えてください

株式会社ROOM810というデザイン会社に所属してます。
musubi projectのメンバー、島と同じ会社です。

会社自体は内装・外装などのデザインや施工を行うインテリアデザイン、Webやパンフレットの制作や広告戦略を立案するグラフィックデザイン、ラジオ番組制作やイベント企画を行うメディアデザインという三つの部門から成る会社です。その中で自分は各部門を横断的に担当する企画営業という立場です。

お客様との窓口になって、打ち合わせを重ねながらどのようなものを制作するか、予算に合わせて検討するのが主な業務ですが、元々デザイナーとして入社したので、金銭面だけではなくデザイン面でお客様と会話が弾んだりする時が一番楽しいですね。

Q. そんな伊藤さんがmusubiプロジェクトに関わることになったキッカケは?

ROOM810の代表である丸山と三企の和さん(株式会社三企、代表取締役の丸山和博さん)は兄弟で、もともと兄弟会社のような形でしたので、入社当時から和さんにはお世話になっておりました。当然、三企さんの本職である空調や設備工事など、お仕事のご相談をさせていただいたことも何度もあります。
また、僕自身、和さんのお誘いで建設業の方が集まる組合に参加させてもらってるので、3週間に1度は必ず会ってましたね(笑。

musubiプロジェクトの相談を受けたのは、おしぼり業者である黒木さんを除くと、制作サイドメンバーの中ではおそらく僕が1番最初だと思います。
「おしぼりを新しい価値として売ろうと思うんだけど、デザインできる?」と聞かれましたが、最初は何のことだか見当もつかず、「おしぼりってあの手を拭くおしぼりですか?飲食店とかに行くと出てくるあの….」みたいな会話をしてましたね。

Q.何のことだか見当もつかない段階から、プロジェクトのどんな部分に面白さを感じて参加されたのですか?

僕の場合は面白そうか面白くなさそうかという判断ではなく、悪い風にとらえないでほしいのですが、「和さんの相談は絶対」という感じでした(笑。
というのも繰り返しになりますが、ROOM810入社当時から和さんには大変お世話になっていましたので。何であろうが力になってあげたい、そもそも拒めないという僕の気持ちからです。なので最初は何というか、プロジェクトとして動くというより、ふたりで地道に動く感じでした。
でも地道という言葉とは程遠い、どんどん発想を出す人なので、最初は大変でしたね…(笑。

Q. そんな地道に二人で動く段階から、どのようにしてプロジェクトを拡大していったのですか?

最初はそれこそ「自分ができる範囲でデザインなどを手伝う」という形でスタートしたのですが、プロジェクトがなのか、和さんの話がなのか、とにかく「どんどん大きくなりそう」という感じで、「あ、これは面白くなる!」と思ったので弊社の島に相談しました。

ただ、musubiプロジェクトをどう島に説明すれば良いかまったくわかりませんでした(笑。
案の定「おしぼり?空調を拭くサービスでもやるの?」という感じでしたね。
島は割と和さんの話にも僕の話にも懐疑的なので(笑。

ただ、その後の進みは早かったです。
和さんの発想を島が整理して、方向性を決めたら自分も含めたチームが動く。
現在は島のサポート役のような形で関わっていますが、製作中の商品について金額など細かい管理をしていると、プロジェクト定例会でどんどん次の商品の構想が出てきて止まらないので(笑、追いかけて付いていくのに必死です(笑。

おしぼりの新しいカタチという発想だけでなく、他企業様とも親密になれることもとても面白いですね。musubiを制作することで、プロジェクトメンバーの皆さんとも縁が結ばれて繋がってゆくので、今ではmusubi以外の案件も相談に乗って貰ったりしています。musubiを通して仲間や協力会社さんも増えていきます。最初に和さんから相談を受けた内容は「おしぼりを新しい価値として売りたい」でしたが、今でははっきりと「おしぼりを新しい価値として売っています」と言うことができます。

Q. 普段お仕事をされる中で、ご自身ではどのようにmusubiを利用されていますか?

バックには大体二つぐらいは常備していますね。

僕は業務上、現場調査などに行くので手が汚れることも多くて。ひとつは自分用、もうひとつは業者さんに差し上げる用です。「よかったらどうぞ」という感じでお渡しして、リアクションがあれば「実はこれ、うちの会社でデザインしてるんですよ」と会話を続けたり。貰って邪魔にならないものってすごく便利だなと思います。

今は僕が渡すばかりですが、musubiのコンセプトである「musubiを通じて会話が生まれる」というのは素晴らしい考え方だと思うので、このmusubiのアイデアがどんどん広まっていって、いつかは大手企業さん同士がmusubiを渡し合っているような姿が間近で見られればと思っています。

「あ、御社もですか」なんて言ってる感じ、最高じゃないですか。

Q. ありがとうございます。最後に他のmusubiプロジェクトメンバーの印象を教えて貰えますか。

丸山さん(株式会社三企) >>
和さんに関してはご存知の通り、このプロジェクトが始まる前から充分性格を知っていたので、特にありません。

海東さん(株式会社オーシャンイースト) >>
海東様はmusubiプロジェクトの前にも数回お会いしたことがあり、業務内容も知っていましたので特に。

島さん(株式会社ROOM810) >>
同じ会社に所属しているので別に。

夏間さん(株式会社サンワ) >>
まだ和さんと僕の2人であれやこれや話していた頃、条件に合う特殊な加工をお願いできる印刷業者さんがなかなか見つからず困っていました。そんな時、和さんが印刷業者さんをfacebookで募った際に手を挙げてくれたのが夏間さんです。

僕たちとしては救いの手を差し伸べてくれた方、という認識です。のし袋という商品も夏間さんのご提案で、夏間さんなくして、musubi projectはこの形にならなかったと思います。

黒木さん(日本ラインファースト株式会社) >>
黒木さんはおしゃれで温厚でやさしく接してくれる方だなあと思いました。

musubiでは「おしぼりの名入れ」という作業が頻繁に発生して、僕から黒木さんにデータを渡して依頼するのですが、その時もやさしい口調で不明な箇所も丁寧に説明してくださいます。

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